フィリップス社の《TDA1547・1bit／DAC７》搭載で評判の「DP-1001」です。 本機はコストを考慮しつつ基本を押さえた効果的なパーツ交換でさらなる高音質化を目指しました。
（１）超高精度マスタークロック＝新しいタイプのROJON製 0.1ppm TCXO （温度補償型水晶発振器）モジュールをシンガポールから個人輸入、 搭載しました。標準機搭載は±30ppmの「クリスタル発振子」ですのでTCXOに交換で約300倍の精度アップが実現できたことになります。これにより「音の輪郭」がより明瞭になりクリアーな音質が得られています。この基板は、よく見かける「電源とクロックを組み合わせただけの基板」ではなく「74HC163」を組み込んだ安定性に配慮した本格的な回路設計がなされています。(その分基板は大きめになります)これによって、さらに雑味の少ない再生音と透明感が増した音場再現性が期待できます。配線は高周波用同軸ケーブル使用で「マスタークロック基板」から最短距離配線でノイズ・レスを実現。
（２）音質を大きく左右する信号回路のオペアンプには最強のディスクリートオペアンプ、National Semiconductor社のLH0032CGを装着しました。 オペアンプを知り尽くしたマニアの間では「OPA627BPをしのぐ最高のオペアンプ」といわれる名器です。
（３）オペアンプ供給電圧は±15Vに変更、２台のオペアンプは最良の （４）音質を左右する信号回路のカップリング・コンデンサーには「Philips/BC 016」。「LH0032CG」とともにアナログ回路重視を実現しています。
（５）DAC基板のオペアンプはオーディオ用の貴重な定番「Philips NE5532N」です。
（６） ベルト交換＝トレイ開閉ベルトは新品に交換済み。
（７）メカは分解・洗浄とグリス・アップ、ピックアップ・レンズの清掃済み。
（８）DP-1001は製造終了から30年以上を経過していますので付属ACケーブルの被膜の硬化と一部には内部の銅線がサビているものもあります。電源ケーブルの良否は音質にも影響を与えるといわれます。そのため既存のケーブルは撤去して「３Pインレット」を設置、「ボディーアース」で万全を期しました。これにより好みの電源ケーブルで電源強化を図ることができます。
※本機にはの3Pケーブルが付属します。 ※ 表示画面は鮮明です。 ※使用ハンダは「日本アルミット」製です。
外観には経年による小キズやスレなどがありますが、気になるような大きなキズはありません。 ※「押しボタンスイッチ」や前後のパネル、ボディーカバーなどは「無水アルコール」で清掃、消毒済みです。 現状、点検、清掃を終えて快調に動作していますが経年のであることをご理解のうえ写真をよくご覧になってご検討下さい。 発送は「ゆうパック・100サイズ」を予定しています。N/C、N/Rが原則です。 ※修理用部品も常時程度の良い部品ストックがありますので、メンテナンスなど可能な範囲で対応できます。