李朝 15世紀 粉靑沙器 11cm直径:11.6 cm高さ:4.7 cmS.33%私がとても大事にしている粉青沙器です。内外のデザインが立派で独特で非常に小さな貫入が美しい作品です。ご検討のほどよろしくお願い致します。ありがとうございます。----粉靑沙器は粉粧灰靑沙器の略です。粉粧技法は模様を表したり、器の表面を白土で被せて白磁に移行する過程も見られます。その模様は高麗末の青磁を基に豊かで律動的な形に変化し、安定感のある実用的なものが多いです。高麗青磁の色と文様が完璧を追求するなら、粉靑沙器は果敢な省略による抽象化と比較できます。粉靑沙器は15、16世紀に約200年間制作されました。16世紀には模様より白土の粉粧が主流となり、徐々に胎土と表面の粉粧が白磁化していきました。しかし、文禄慶長の役と制度上の問題で、粉青沙器は消滅してしまいました。