【スタート・売切り】Morris W-30 1971年製 稀少の筆記体ロゴ 西ドイツシャーラー製ペグ 積層ネックブロック リフレット リペア 調整済
商品説明◎ ご覧いただき、ありがとうございます。最後までお読みいただき、写真をご覧いただきながら慎重にご検討いただければ幸いです。

◎ 国産ビンテージギターの良さは、現在は入手できない良材が使用されていること、木のエイジングが進んでいるので音が良いこと、これらの好条件にもかかわらず低価格で購入出来ることです。ところが長年の使用により生じた故障や傷を修理して調整しないと弾きやすくはなりません。このギターは修理、調整済ですので、すぐにお使いいただけます。

◎ 私は弾き語りをするので、その目線でリペアとチューニングを施しています。ポイントはコードチェンジが楽なこと。特にローポジション(1~7フレット)。そしてサスティーンをキープすること。この２つのポイントに注力しています。

◎ リペアに掛けたコストだけで、こちらのギターの落札価格を上回るかもしれません。それでも弾いて下さる方にお譲りした方がこのギターにとって幸せだと思い出品しています。

◎ アコースティックギターは丈夫にできているので長く愛用できる楽器です。しかし生楽器なので気温や湿度、使用状況によって、絶えず
◎ 説明を読んでご不明な点があればコメントでお知らせください。

☆ 丁寧に修理して復活させたビンテージモーリスです。稀少な筆記体ロゴで、大切なコレクションの一本でしたが、同じモデルを2本所有していますので、こちらのギターを今回手放すことにしました。

☆ かなり弾き込まれていて、バランス良い成熟した明るい音色を響かせています。全体的に傷が多いですが、それは歴戦の証拠であり、ビンテージ感を醸し出していて、このギターの味わいだと思います。

☆ ラベルが残っていませんが、同機種をもう一本所有していて、そちらのギターには「W-30 1971年 T.Morigaira」の印字があります。

☆ ヘッドに印字された筆記体のロゴは使用された期間が短く、一部のマニアからは幻のロゴと言われています。CF Morris FCと読めます。トラスロッドカバーはMorris Yoshino の文字が入った釣り鐘型のものが使われています。

☆ 西ドイツシャーラー製のペグが使われています。丁寧に分解清掃しました。ペグブッシュが欠損していましたので、新しいコンバージョンブッシュを購入して取り付けています。

☆ 積層材ネックブロック（ネックブロックに大きな積層材を使用してネック接合部の強度を出している）は、のびの良いサスティーンがえられると共に、反りやねじれなどの狂いが生じにくいといわれています。考案者した田原良平氏はモーリス創業メンバーのひとりで、Martinギター研究の第一人者です。

☆ナット幅：43.0mm、弦長：650mm

☆ 12フレット弦高は6弦が3.0mm、1弦が2.4mmです。

☆ 材質は次の通りです。
トップ：スプルース
サイド：ローズウッド
バック：ローズウッド
ネック：マホガニー
指 板：ローズウッド
ブリッジ：ローズウッド

☆ サイドとバックに白濁があります。

☆ サイド（肩）にクラックがありましたので、リペアしました。内側に食い込んでいたので、少しずつ蒸気を宛てて温めながら元に戻してタイトボンドで固めました。その他の大きめの打痕をアクリルボンドで補修しています。写真でご確認ください。

☆ ネックはサンディングしてストレートに調整し、オリジナルサイズに近いサイズの新しいフレットを打ち直しました。(幅：2.41mm、高さ：1.14mm)

☆ ナットとサドルは牛骨材で新しく作り直しました。ナットは弦溝の深さを調整してローポジションが弾きやすくなっています。サドルはオクターブ調整しました。

☆ ブリッジピンの穴にリード溝を入れて、サドルに当たる弦の角度を出しました。このことで弦のテンションをしっかり保っています。

☆ 全体的に大小の傷が散見されますが、演奏性に影響する傷はありません。

☆ 新弦を張ってお渡ししますが、輸送中の振動や不意の事故からネックを保護するために弦は弛めて送ります。