デルタ ドルチェヴィータ ミディアム セール M 美品

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商品情報

〇デルタ社について デルタ社は、比較的新しく1982年、南イタリアはナポリの近郊、パレーテで創業されました。因みにデルタの名は、ローマ文明の基礎となったギリシアへの敬意から、そのアルファベット4番目のΔに由来し、「完璧」を含意するそうです。あえて自動化、機械化せず、南イタリアのアルチザン(伝統職人)による手作りにこだわり、華やかで温かみあるその造形、高い品質は、好評を博しました。具体的には、レジン素材を生かした削り出しや研磨、ロストワックス製法によるスターリングシルバーのキャップリング、車輪を組み込んだローリングウィールクリップなどは、まさにデルタの特徴と言えるでしょう。早くも1994年には、ナポリで開催されたG7サミットにおける、各国首脳による調印式で、デルタの万年筆が使用されました。しかしながら、過剰投資の故、資金繰りに窮したとの噂の真偽はともかく、2017年7月には長期休業となり、復活の願いも空しく、翌2018年2月に廃業に至ってしまいました。ただ、嬉しいことに、最近になって復活するとのビッグニュースが飛び込んできました。
〇ドルチェヴィータ万年筆について 1996年に発売された限定品「コロッセウム」を原型に、後世に語り継がれる伝説的なペンを作ろうとの情熱が注がれ、1997年に「ドルチェヴィータ」(甘い生活)が完成しました。当初はミニサイズのみでしたが、1999年にはミディアムサイズが作られ、その後、ドルチェヴィータコレクションの中でも代表モデルとなりました(その他にも、スリム、パピヨン、スタウト、オーバーサイズのピストンフィリングなど、多様なモデルが展開されました。)。ニノ・マリノ社長の「筆記具は流儀の表現であり、流儀はその人の思想を映す鏡である」との哲学を表現した、デルタ社のフラッグシップモデルと位置付けられてきました。 最も目立つ特徴は、南イタリアの太陽を浴びた鮮やかなオレンジをイメージした、鮮烈なマーブルオレンジ色の特注レジン(胴軸)と、同じく艶やかな黒色(首軸、尾軸、キャップ)の大胆な組み合わせだと思います。このペンが黒色が主流であった高級筆記具の世界に大きな変革をもたらしたとも言われます。日本でも(一騒動ありましたが)、映画「クローズドノート」で沢尻エリカさん演じる主人公が使ったドルチェヴィータミニが大きく注目を浴びました。なお、標準的なシルバートリムのほかに、ゴールドトリムのモデルもありますが、このペンはシルバートリムです。 キャップリングは、4種類ある銀と黒のリングを交互にはめ込むことでメリハリのあるデザインとなっていますが、その中心となるスターリングシルバーのキャップリングは、ポンペイ遺跡の家々の壁に残された装飾にヒントを得た、デルタ独自のデザインで、アーティストに依頼して製作された原型を基にロストワックス製法で製作されたものです。なお、キャップリング裏側中央下部にある、「925」の刻印は、もちろん、純度92.5%のスターリングシルバーであることを示しています。上部にある刻印「☆1CE」の「☆」は、イタリアホールマークの共通マーク、「1」は、その地域で1番最初に貴金属メーカーとして認可を受けたことを意味し、「CE」は、地域名で、ナポリが属するカンパニア州カゼルタ県の略称です。なお、デルタ社が認可されたのは2000年12月なので、それ以前のペンにはこうした刻印はついていません。 クリップは、もちろん、ローリングウィールクリップで、クリップの曲げも含めてこれも一つ一つ手作りです。 天冠には、デルタのシンボルマークを表す丸い銀色のメタルパーツが埋め込まれています。クリップの裏側の面の上部には、「DELTA DOLCEVITA」とモデル名が表現されています(ミディアムサイズが標準のためなのか、サイズ名はありません。)。その下、キャップ下部には「〇〇〇〇〇/ITALY」とあります。〇の部分は数字で、製造番号であると思われます。 サイズは、素人計測ですが、長さは、キャップを締めて約137mm、キャップを挿して約165mm、太さは、胴軸最大径で約16mm、キャップ端で約18mm、首軸先端で14mm、重量は約34g(コンバータに水を充填しています。)です。手作りですので、1本1本微妙にサイズは異なっているのではないかと思います。ミディアムとはいうものの、モンブラン149並の太軸で、さらに首軸も胴軸とほぼ同じ太さである(先端に向け若干細くなりつつ、先端部分は再びラッパ状にやや大きくなっています。)ことが特徴的です。また、胴軸後端の黒色の樹脂部分は、キャップを挿すところで、オレンジの胴軸より一回り小さくなっており、境界に銀色のリングがはめられていて、アクセントにもなっています。キャップはしっかりささり、ぐらつきません。 ペン先は、14金ですがメッキによる銀一色で、デルタのロゴマークが刻印されています。大きさはペリカンM800相当といっていいと思います。ペン芯はプラスティック製のようです。ニブの太さはMです。ニブは、入手後未調整だったと思いますが、滑らかに筆記できます。日本標準のMと同等ないし、やや太い程度だと思います。今回、筆記線の太さを見てもらうべく、改めて付けペンにて筆記してみました。パイロットカスタム845M、セーラープロフィットレアロM、モンブラン149F、ペリカンM800Fと比較したものが画像10枚目です。紙は、BANK PAPER GRAY LINE(万年筆のための便箋)、インクは、セーラー「仲秋」です。 なお、ペン先の金素材は、2011年頃から、当初は18金であったものが、14金に変更されたようです。18金の方がレアであるとして、珍重される方もおられることから、価格的にも高くなると思われますが、このペンは14金ですので、お間違いのないようお願いいたします。 インクの吸入方式は、カートリッジ・コンバータ式です。元から付属していたデルタのコンバータが付属します。これはネジのないタイプですが、首軸裏側にはネジ切りがあり、ネジ式のコンバータも装着できます(デルタ廃業後、コンバータの確保が課題と思っておりましたが、純正ではないものの、代替のコンバータがいくつかの万年筆専門店で販売されています。ただし、全てが適合するわけではないようですので、お求めの際は、実際に装着の可否を確認することが必要です。)。

〇 ペンの 万年筆専門店で販売委託品として展示されていたものを購入したものです。品として展示されていましたが、新品同様の



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