真空管ラジオ ナショナル EA-685型

■昭和33年(1958年)頃の製造 MT管 トランス式 2バンド5球スーパー


HIFIのエンブレを大きく掲げた木製キャビネットにスマートな4脚のスッキリとしたデザインです

内容としては 両波整流の電源、16㎝ PDスピーカー2発、ラウドネス(中小音時の音質補整)、3段トーン調整
等 HIFIを意識した設計となっています

ラウドネスは 中間タップ付きの特殊ボリュームによる簡易的なものですが 過去に手掛けた同型では この
ボリュームの傷みや劣化で 普通品に交換する事が殆どでした その為 設計通りのラウドネスの動作に出会う
ことが無かったのですが 偶然にも前回手掛けた同型ラジオのボリュームが全く傷みの無いものであった為
確かにラウドネス効果が効いているものに出会いました
オーディオ機器と比べることはできませんが その爽やかに感じる音に感心したものです

今回のラジオではボリュームの抵抗値が800Kあたりまで高化して ややヒズミ感があった為 パラの抵抗で調整
して使いました、前回と同じ音になったのではないか? と思っています

感度の方は MW,SW共にMT管らしく高感度です また現状ハムは全く無く気持ちよく聴くことができます

ロータリースイッチにより バンド切替や外部機器への切替が前面から操作できます、また外部機器の音量調整
も前面のラジオのつまみで操作できますので 特に外部機器使用には好適機種と思います


■ご注意
現状 良好な動作ですが主要部品は当時のままですので 今後長期の動作を保証するものではありません
また PSEマークを付けた現代の家電安全基準ではありませんので 使用にあたってはご自身の責任に於いて
ご使用戴きます様お願いいたします

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■整備
キャビネット : 旧塗装剥離 再塗装 ウレタン系ニス塗装
サランネット : 貼り替え
つまみ : つまみトップを白でペイント またフェルトを丸切りしたシートを作りました

シャーシー上 : バリコン洗浄 取付ゴム交換 ダイヤル糸交換 電源/トーンスイッチ洗浄

シャーシー内 : ケミコン ペーパーコン全数交換、IFT,OSC他のチタコンは交換していません
ランプの配線を交換

ボリューム : オリジナルの特殊品 抵抗値調整とメンテ

裏蓋 : オリジナル
マジックアイ : 6E5 新品に取替
OFFスイッチ : マジックアイOFFスイッチを付けました
外部機器ポジションで自動的に消えますが ラジオ使用時のOFF操作で長寿にお役立てください

外部機器 : 背面に3.5φジャックを設置しました、機器の接続が手軽です
両側3.5φプラグ付きケーブルを付属品としました

その他 : 4本脚先端部のゴムを交換しました
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■使用真空管
6BE6, 6BD6, 6AV6, 6AR5, 6X4, 6E5

■取替品
ACコード、ケミコン、ペーパーコン、バリコンゴム、ダイヤル糸、マジックアイ 6E5、3.5φジャック
トグルSW、

■寸法
幅 50 Cm 高 31 Cm 奥行 21.6 Cm (つまみ含まず)

■発送に付いて
発送はヤマト宅急便の予定です 梱包や緩衝材がリサイクル品になる場合がありますのでご了承ください

■到着時の動作は保障しますが、以降の不具合や外観については保障できません
xvpbvx ↑ ランプの配線を交換しました ↑ ↑ シャーシーは拭き掃除のみです ↑ ↑ ケミコンとペーパーコンは全数交換しました ↑ ↑ セレクター表示の様子 ↑ ↑ P-6123 スピーカー2ヶがセットされています ↑