以前オークションにてジャンク品として落札後３か月ほど保管していましたが、場所の関係から整理が必要となっため、修理して出品することにしました。
商品シリーズ名、ランナウェイの上級機として１９８０年ごろ、７９，にて販売されていました。
下位モデルのＳＫー７０を何度か修理した経験を生かし、その上位機種である本機の修理をトライしました。豊かな重低音とシャリシャリした高域が見事に復活しました。

【特 徴】
１）ＬＥＤによる各種インジケーターやメーター類を集約、操作
【手直し、調整内容】
１）モータープーリー×フライホイールの平ベルトを類似品に交換、５ｍｍ幅のものを３ｍｍにカット カウンター用の２本の角ベルト、オートシャットオフ用角ベルトも交換 ２）右側アンテナが欠品のため、手持ち品を取り付けています、収縮時の長さ違いがありますが、実害無 ３）前後面パネル、スピーカーカバー、カセットドアを外し、除菌兼ね中性洗剤にて丸洗い ４）ピンチローラー新品に交換、録再ヘッドの清掃（鏡面状に綺麗になっています） ５）ＬＥＤメーターの振れ量は、録音、再生時に同等になるように、基板上の半固定抵抗器を調整 ６）つまみ類の磨き、ＳＷやボリューム類をコンパウンドで磨き、ＲＣＡ端子等の接点復活剤塗布 ７）４４０Ｈｚ基準テープにて回転速度を調整、回転変動はほとんど無 ８）電池ＢＯＸ蓋のウレタンの貼り換え済。

【確認状況】
・ＬＩＮＥ ＩＮ／ＬＩＮＥ ＯＵＴ／内蔵ＭＩＣでの録音／再生：内蔵スピーカ、ヘッドホンにて音出し確認 録音時のメーター振れ幅と再生時の振れ幅が同等なるように基板Ι上の半固定抵抗器を調整・ＡＭラジオ：受信可能・ＦＭラジオ：受信可能、ＬＥＤ指針（▲：緑、Ι：赤色）も点灯、ステレオランプは点滅しますが、 常灯せず、電波強度が高いロケーションなら常灯すると思われます、ＳＫ－７０も同じでした）・ＬＥＤメーター：左右バランスもほぼ良好に思われます。・ボリューム類：ガリ音はほとんどありません。・早送り、巻き戻し：１２０分テープでも終盤でのトルク低下無く巻き取りができます。・オートシャットオフ機能：すべてのモードでシャットオフするフルオートシャットオフ機能は正常です。・頭出し、メモリリピート機能：マニュアル無く詳細わかりませんので確認していません。・ＡＣ電源、電池駆動にて作動私見ですが、高域が少し出過ぎているように思いますので、「ＴＲＥＢＬＥ」ＳＷを少し絞った方が良いと思います。
【その他特記事項】
４０年ほど経過していますが、ＰＩＯＮＥＥＲ独特の豊かな低域と、中高域あわせどっしりした良い音が出ています。
約半世紀近く経過しているため、突然の故障は否めませんので、いかなる場合があっても返品等対応できません。希少価値をご理解いただける方のみのご入札をお願いします。
ＡＣコードは電池ＢＯＸ内に入れておきます。
本機を落札した金額からのスタートとしますので、よろしくお願いします。