出品商品は、三重県四日市市宮妻町山之坊・水晶山産の、消しゴム大程度の「晶面付きトパーズの結晶質標本」です。完全な結晶形は認めれませんが、食像気味の成長面らしき小面群や平行連晶面と思われる晶面に囲まれ、にぶいながらもキラキラ輝と輝き、晶面はピカピカのガラス光沢を放っています。 サイズは、概ね横幅 5.5cm × 縦幅 2.8cm × 厚み幅 2.0cm で、重さは約50gです。
この標本は半透明～不透明ですが、採集品の中では十指に入る大きさで、淡いライトブルーと薄ピンク～淡黄白色の染分けタイプのようにも見えます。周囲は不完全成長の結晶質で、破断面は認められません。 前回の出品標本程のサイズではありませんが、重量感のある比較的大きな晶面の輝く良質のきれいなトパーズです。 結晶形態は、条線のある柱面が認められませんので、よく判りませんが、標本としては今後当地では、まず採集されることの無いレベルの絶品・希産品の部類です。 この産地のトパーズの標本の出品は、今後当分は致しませんので、この機会をお見逃し無きよう、ご覧頂をけたらと存じます。 産地は、水晶山の含リチウム雲母採掘坑跡下の、林道直下のペグマタイト・バラストを含むズリで、自採集の所蔵標本中の中型サイズの標本の一つです。 今でも希にかけらが出るようですが、現地は掘りまくられていて、ほぼ絶産に近い 本品は、発見当時の採集標本ですが、整理品としては２個目の出品になります。この標本には古い小箱（4.5cm×6cm）をお付け致します。ラベルはありませんので、代わりに手書きのメモを入れておきます。 詳しくは、日本地学研究会発行の「地学研究」誌（ 第41巻１号・1992年3月 ）掲載記事、「再発見！水沢のトパーズ」をご参照下さい。
本品は、アマチュア鉱物コレクターの向けの現品限りの出品標本であり、肉眼で見て識別出来るレベルの宝石鉱物の原石や美・巨晶ではありませんし、鑑賞用の美・貴石やパワーストーンの類（たぐい）でもありません。
ご入札につきましては、以上の説明事項と共に、掲載画像と実物とでは色合いや質感、立体感など、見た目に違いがあります事をご理解の上、ノークレーム、ノーリターンにてお願いを致します。 但し、この標本の鉱物種の同定につき、Ｘ線分析結果等のデータを必要とされますような鉱物コレクターの方や、学術研究者の方、等のご入札はお控え下さい。 この商品の発送は、貴重標本につき、レターパックプラスでの封送になります。落札後は、「取引ナビ」にてご連絡をお願い致します。送料と送金にかかる手数料は、落札者様でご負担をお願い致します。なお、商品のお手渡しは致しておりませんので、ご諒承の程お願い致します。
落札者様には、オークションの終了後に「取引ナビ」の手順に従って、ご連絡と事後対応の程、よろしくお願い致します。