サイズ：径・約11.8ｃｍ 高・約7.5ｃｍ 付属品：共箱、共布、陶歴、紙箱（茶筅はつきません）発送 ：60か80サイズ段ボールを予定しています。
ですが、鶸金襴手というあまり見かけない色目が特徴的です。まず、鶸（ひわ）は小鳥のことです。その小鳥の色にちなんで、日本の伝統的な色「鶸色」があります。こちらのお茶碗の胴回りに見えるような、黄みの強い明るい萌黄色とのことです。なんでも鎌倉時代にはあった言葉のようです。
図柄は題名に五十三次とありますように、東海道の五十三の宿場の内から描かれたものと思います。東海道は日本橋が起点ですので、「日本橋」と書かれた橋の欄干の絵が正面になるかと思います。あとの絵が具体的にどこを指すのかはわかりませんが、道中の風光明媚な名所などを雰囲気で描いているのかなと思います。富士山はわかりますが・・・(笑)有名な歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」に近いものがないかと見てみましたが、特定はできませんでした。
しかしながら、コロナ禍で移動も憚られる昨今ですが、こちらの春らしい優しい色合いのお茶碗で、ほんの少し旅行の気分はいかがですか。
お茶碗内側にも染付で絵付けあります。鶸金襴より下部の腰の部分は、写真ではわかりにくいのですがほんの少しねじりがあります。日本の伝統色が出ましたので最後に一斤染とは何色でしょう。淡い紅色だそうですが、色の名前とは露も思わなかったです。面白いです。
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