整理番号⑤ ソニー製プリメインアンプ セール TA-1130純正(コの字型)ウッドケース入り完動・超美品の出品です。

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商品情報

オーデイオ機器収容の部屋が手狭になった為、格安での出品開始価格で出品させて頂きます。どうぞ御検討願います。

1972年~1974年頃に発売されていた、ソニー製プリメインアンプTA-1130の全動作チェック済み完動・超美品の出品です。

シリアルNoは、201813です。電源コードの製造年印字は、(1970)と印字されています。
通常、この頃の製品製造年は、電源コード印字の2~3年後でしたので、1972~1973年頃と推察されます。

この頃のトランジスタアンプの世界標準機と云われた、TA-1120Fの弟分で購買層を若干下げて開発された機種です。

当時の販売価格は、TA-1120Fの¥に対し¥とかなり戦略的な値付けでした。
(それでも、競合他メーカーの最上位機の価格よりも高価でした。!!)
この為、コストダウンを図る為、プリアンプ部を大幅に見直しし、TA-1120Fで多用されていた、フィルムコンを全廃し、又、全てのプリント基盤も紙エポキシから安価な紙フェノールに変更され、採算ぎりぎり迄、コストカットされています。

しかしながら、電源部・パワーアンプ部は、TA-1120Fと同等か、それ以上に設計が新しい分、同等以上のコストが掛けられています。
電源トランスは、TA-1120Fと同じ、タムラ製作所への特注品で、カットコア・バランス巻き・100%ピッチ詰め・角型ケース入りです。
TA-1120Fは、+B電圧供給は1系統だけでしたが、このTA-1130は、FETを大量に採用したせいか、+B電圧供給は、何と4系統有ります。(写真参照願います。)

このパワーアンプ部は、TA-1120FではなくTA-3200Fに回路構成共々、近似しています。
かなり贅沢な構成になっております。

又、トーンコントロールは、ハイ・ローとも、12接点のロータリースイッチに抵抗とコンデンサーによる、アッテネーターを形成したりと中身は、本格的です。

私が、このアンプを気に入っている一つが、本格的なアンプには、あまり採用されていない、(ラウドネスコントロール回路)を採用している事です。
廉価品に採用されているような簡易的なものでなく、大中音量時から徐々に中小音量時に移行する、人間の聴感感度(低音と高音)に合わせ、自然に効果が現れるように本格的な回路を採用しています。

日本のように狭い家屋で、せいぜい6畳~8畳位の部屋で隣近所に気兼ねしながら小音量で音楽を楽しむには、必然の機能と私は、思っております。
特に中高齢になると聴感、特に高音域の感度が低くなるので、この高性能なラウドネス回路は、非常に有用と思います。

尚、この音量VRと、そのツマミは、私が入手した時点で、オリジナル部品よりも高級タイプの社外品に交換されていました。

この音量VRはガリ・ノイズ等全く無い高級品で、オリジナルと同様にラウドネス回路用に中間タップ付き、又オリジナルには装備されていないクリックボール付きで非常に動作が快適です。

又、この音量VR用ツマミも(サトーパーツ)製のアルミ無垢の削り出しで重量感が有り、他のソニーオリジナルのツマミとの違和感も無く高級感が漂っております。


このアンプの、(オーデイオの足跡)様のプロフィールの一部を紹介しておきます。

(無色透明で、しかも暖かい音質)を目指して開発されたSONYのESシリーズのプリメインアンプ。
プリアンプ部では、FETを10石中8石を使い、各々のFETを最良の動作点で余裕をもって動作させています。
又、このFETは、特に開発されたNF(Noizu Figure)が極めて低いものを採用しており、出力電圧の低い0.数mVのムービングコイル型カートリッジを使用してもノイズが気に成りません。


整備の詳細は、後述しますが、今後、20年~30年使用されることを念頭に主な整備のみ記述します。

(1)背面パネルACコンセントのスパークキラーを同一仕様品に交換(この部品のパンク不良は経年品で結構発生します。)(写真参照願います。)

(2)全基盤のソリッド抵抗(1/2W型)を11個共全て酸化金属皮膜抵抗(2W型)新品に交換。(この抵抗は、基本構造的に経年で抵抗値が大きくなる不具合が多発する、この為、発売後、数年で市場から消えた。)
悪名高い、(ヒューズ抵抗)と同じ運命!!!

(3)全基盤の(電解コンデンサー)全てを高性能オーデイオ用新品に交換済み。(全39個)

尚、この電解コンデンサーは全て耐圧をオリジナルよりも2~3倍高い物にしてあります。理由は、下記の通りです。
①耐久性が大幅に伸びる。
②外観(大きさ)がオリジナルとほぼ同じになり違和感が無くなる。


(4)電源トランス引き出し線等のコネクター化について。

①シャシー内部及びパワートランジスター等の徹底した整備を行う上で、これらユニットを外さないと事実上能の為、コネクター化を行っております。
②私は、本機に関わらず、ソニーESシリーズのアンプは、ある時期より全てこの方式で整備しています。
③このコネクター化は、コネクターの選定・圧着工具の選定準備・圧着作業の熟練等、ハンダ付け作業よりも、遥かに難しい面が有り、素人の方は真似をしないようにして下さい。
私は、長年ワイヤーハーネスメーカーに勤務しておりましたので知識と熟練した作業に自信がある為、この方式を採用しています。
④このコネクター化は、単にシャシーの洗浄・清掃・整備の為だけでなく、万が一故障・不具合発生時にもヒートシンク及びパワーTrの取り外し等、手間無く簡単に出来る利点が有ります。

以上が主な修理・交換部品の概要です。詳細は、後述する詳細な整備内容と写真を参照願います。

尚、この(ソリッド抵抗)と(電解コンデンサー)の交換対応リスト及びパワーTrの抵抗実測票は、セルケースに入れて付属致します。
又、交換した旧部品も各基板ごとにビニール袋に入れて付属致します。


それでは、本機の概要を簡単に記述しておきます。

①フロントパネル及び背面パネルとも大きなキズ・サビ等無く大変キレイだと思います。

②ボンネットケースは、小さなサビ・クスミ等有りますが概ねキレイです。

③純正(コの字型)ウッドケースは、ウイークポイントである放熱用横桟の弱さを補強する為、裏側の桟と軸が交差する所(66箇所)を木工用ボンドにて接着補強。
この木工ボンドは、乾くと透明になる為、補強箇所は全く目立ちません。
このウッドケースを、キズ・塗装剥がれ等、補修し、クレ製LOOXにてポリッシュ後、高級ウッド用ワックスにて更に磨き込みしております。

④底板は、サビ・クスミ等ほとんどを補修しました。(薄い変色・サビ等除去し、タッチペイントして有ります。)

⑤シャシー内部は、後述するアルカリ電解水にて洗浄後、清水にてススギ、十分乾燥後、適宜、防錆・ポリッシュ済です。

一度ケースを外して中を見て頂きたい程キレイ!!です。


次に電気的チェックの結果を下記に列記致します。

①フォノ入力・チューナー・AUX・テープ等全入力とも全て正常に音出し、ノイズ・ガリ等無くOKです。

特筆したいのは、フォノ入力は、超低ノイズの為、MCカートリッジもダイレクトに繋いで完全に実用になります。最終音出しチェックにて確認済みです。)

②スピーカー出力(メイン・リモート)・ヘッドフォン出力・プリアウト・REC OUT出力とも全て正常出力です。

③ファンクションSW・モードSW・ロー・ハイフィルターSW・ラウドネスSW・モニターSWの切り替え正常・不快なノイズ・ガリ等無く動作します。

④音量VR及びバランスVRとも不快なガリ・ノイズは、有りません。

⑤DCバイアスは基準通り25mVにADJしDCバランスは、0mVにADJし、その後、約2時間程試聴後、再チェックしましたが、ドリフト(変動)は、何と2mV以内で非常に優秀でした。


以上です。付属品は下記の通りです。

①新品ピンジャックプロテクター(20個入り)
②取り外した旧部品

③サービスマニュアル(英文)・(その他プロフィールコピー)及び(交換部品表)・(パワーTrの実測絶縁抵抗測定表)
以上をクリアーバインダーにお入れして御付けします。
④本機の取り説が無い為、参考までに上位機TA-1120Fの日本語取り説も同じクリアーバインダーにファイルして有ります。


尚、約50年近い経年品に付き、私の手を離れた後の保障は一切致しかねます。ノークレーム・ノーリターンを遵守出来る方のみの御入札を御願い申し上げます。
但し、到着後、1週間以内で、(電源が入らない)・(音が出ない)・(酷いひずみ音)等、の重大不具合については、元払い発送後、(修理)(返金)に応じます。尚、返金額については、落札金額から入札手数料(落札金額の8.8%)を差し引いた金額になる事を御了承願います。

発送は、(ヤマト宅急便)又は(ゆうパック)のみの限定です。発送料金の基になる荷物サイズは、120サイズです。

元払い・着払い・配達時間の御指定等、落札者様の御希望に従います。


(入札に関する重要事項)・・・下記4項目に該当する方は入札を御控え願います。たとえ入札・落札されても(落札者都合による削除)処理をさせて頂きます。

①評価新規の方。
②評価の内、(非常に悪い)が全評価の5%以上の方。
③外国人で日本語の読み・書きが出来ない方。
④落札後、2日以内の取引ナビ連絡及び5日以内の御入金手続きの出来ない方


それでは、ヤフオク10枚及び(いめーじあっぷ)29枚の合計39枚の写真を御覧頂き御入札の参考になさって下さい。









* * * 写真の追加は、無料のオークション支援サイト いめーじあっぷを利用しました。(無料) * * *


(追記ー1)主な整備内容について列記致します。

①電源トランス・ヒートシンク・パワートランジスター・底板サブシャシー・プリント基盤取り付け板を外した
②レバースイッチ軸のサビ取り及び防錆処理。

③ロータリースイッチの丸型ツマミの取り付けビス(イモネジ)のサビ取り及び防錆処理。

④ボンネットケースをクレ製LOOXにてポリッシュ。

⑤フロント化粧パネル及び各ツマミを(お風呂ルック)にて洗浄後、クレ製LOOXにてポリッシュ。

⑥底板サブシャシー・入力ジャックシールド板・信号基板取り付け板をアルカリ電解水にて洗浄後、クレ製LOOXにてポリッシュ。

⑦ヒートシンク清掃及び絶縁マイカの清掃・放熱用グリス新品交換塗布。(パソコンCPU用高性能シリコングリス使用)

⑧パワートランジスター(2SD88A)4個の抵抗測定及び実測表に記載。(付属のクリアーバインダーの最後の方に入れて有ります。)

⑨電源トランス引き出し線及びパイロットランプ引き出し線及びAC入力線等のコネクター化。

⑩各スイッチをエレクトリッククリーナーにて洗浄、その後、接点復活剤を極細筆にて微量を塗布。

⑪ピンジャックホット側を接点復活剤にて清掃。

⑫スピーカーターミナルを極微クリーナーにてポリッシュ。

⑬電源コードを無水アルコールにて清掃及び電極刃を極微クリーナーにてポリッシュ。

⑭背面パネルをクレ製LOOXにて丁寧にポリッシュ。

⑮パワー基板のDCバイアス・バランスを規定通りにアジャスト後、ロックペイント。

⑯パイロットランプを無水アルコールにて清掃。

⑰前述していますが、全基盤の全ての電解コン・ソリッド抵抗・一部の半導体・音量及びバランスVR等を高品位パーツに交換済み。

⑱電源基板のレギュレーター用パワーTr( 2SC895)を基板から取り外し、抵抗測定にて劣化ナシを確認及び清掃後,再取付。

以上が主な整備内容です。


(追記-2)ソニーESシリーズの電源トランスの比類なき優秀性について。

①本機の最終音出しチェックを2時間程行っていますが、ヒートシンクの上面に手を当てるとホンノリ温かく感じられましたが、電源トランスの上面に手を当てると冷たいままでした。

②これは、何も本機に限ったことでは無く、私が今まで整備経験のあるTA-1120A(5台)/TA-1120F(18台)/TA-1130(5台)/TA-3200F(6台)とも同じ現象です。

③TA-1120から始まる、これら一連のESシリーズの電源トランスは、一貫してソニーが、(タムラ製作所)に特注していたものです。
特徴は、全て全世界に輸出する前提でのバランス巻きの中間タップ出しで、100V/120V/220V/240V対応とし、カットコア・100%ピッチ詰め・角型ケース入りです。
この頃のソニー製オーデイオ機器は生産量の約9割が輸出向けで国内向けは、ほんの1割前後でした。

④ある(タムラ製作所)の関係者がブログで、ソニーの世界初オールトランジスター大出力アンプ(TA-1120)の電源トランスの一回の発注ロットが、少なくとも3000個でビックリしたと回顧しておりました。

⑤写真では小さく見えるかも知れませんが高さが有る為、立方体としては、かなり大きな物です。
通常のEIコアのトランスに比べカットコアトランスは容量比で約三分の二小さく成ります。


(追記ー3) 全基盤の全ての電解コンデンサーの高品位新品に交換した詳細

①メーカーと種類は、約8割がニチコンのファインゴールドシリーズです。

②高耐圧の物(オリジナルは100Vです。)は、ニッケミのKMGシリーズの200V耐圧品です。

③コンデンサーの容量値は全てオリジナルと同じ物です。
耐圧は全てオリジナルの2~3倍の物にしています。
理由は、今後何十年もの使用に耐えられる信頼性の確保とオリジナルとほぼ同じ大きさに揃える為です。


(追記ー4) 電源トランス引き出し線等のコネクター化について。

①シャシー内部及びパワートランジスター等の徹底した整備を行う上で、これらユニットを外さないと事実上能の為、コネクター化を行っております。

②私は、本機に関わらず、TA-3120/TA-3200F/TA-1120A/TA-1120F/TA-1130等、ある時期より全てこの方式で整備しています。

③このコネクター化は、コネクターの選定・圧着工具の選定準備・圧着作業の熟練等、ハンダ付け作業よりも、遥かに難しい面が有り、素人の方は真似をしないようにして下さい。
私は、長年電線加工メーカーに勤務しておりましたので知識と熟練した作業に自信がある為、この方式を採用しています。

④このコネクター化は、単にシャシーの洗浄・清掃・整備の為だけでなく、万が一故障・不具合発生時にもヒートシンク及びパワーTrの取り外し等、手間無く簡単に出来る利点が有ります。


(追記ー5)①ロータリーSW及びレバーロータリーSWは、アルプス電気への特注品ですが、構造は同じです。
これらスイッチは、可動接片を固定接片が上下からバネ圧で挟み込む構造になっており、何十年もの間の経年変化がほとんど無く、ガリ、ノイズが発生しにくい事です。
切り替えタイミングは、ショーテイング・ノンショーテイングと使用回路ごとに設計・製造しなければならず、全てのスイッチが、特注品です。


(追記-6)スパークキラー(抵抗とコンデンサーの直列接続複合部品)の交換について。

①スパークキラーは、昔も(50年ぐらい前!!)も今も、岡谷電機産業㈱が、日本ではトップメーカーです。
40~50年ぐらい前のソニーESシリーズのオーデイオ機器には、必ず、この岡谷電機製が1~2個使用されていました。(色はダイダイ色)(アンプ関係は、0.1μF+120Ω、チューナー関係は、0.033μF+120Ω)これが40~50年の経年で、パンク(多分コンデンサーの絶縁破壊?)する不具合を5例ほど経験しています。
この為、最新の岡谷電機製の最高グレード品XE1201(色は黒に白印字)に交換済みです。

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