DENON DP-57M 電子制御アーム搭載レコードプレーヤー 【ストレートパイプ付属】商品説明写真のカートリッジはテスト用で付属しません。

S字パイプは付属しません。

1982年発売。

トーンアーム形式：スタティックバランス・電子制御 ストレート形、パイプ部交換可能
有効長：244mm
オーバーハング：14mm
針圧可変範囲：0～3g/1回転（1目盛0.1g）
適合カートリッジ自重：ストレート・パイプ時：4～15g（シェル等含む）
アーム高さ調整範囲：約5mm
外形寸法（ダストカバーを閉めた重量：約11.5kg

1979年のSONY PS-B80を皮切りに、トーンアームを電子制御する機種が流行しました。DENONも最高級機DP-100Mでその頂点を極めました。本機は、ほぼ同機能の高性能電子制御アームを搭載した高性能モデルです。

電源ON/OFF、起動、回転数切替、停止（電子ブレーキ付）、いずれも問題ありません。手持ちのストロボシートで規定回転を確認済みです。
回転に関しても、偏芯や異音等は感じません。

電子制御アームにつき、以下、カートリッジの装着方法を概説します。
アーム後方のダイアルを左に回して、適当なところで”0”位置に合わせます。
重針圧にするには、なるべく左に回したところでセットするのがいいでしょう。

カートリッジを装着し、アームベースの2か所のネジ（マイナス）を緩めて高さ調整を行い、プラッター上で水平になる位置でネジを固定します。

カウンターウェイトを移動させてゼロバランスをとります。このとき、リフターはDOWNさせた
一旦、アームレストに戻して、後部ダイヤルを右に回して、適正針圧を印加します。

最後に、アームレスト横のQ-DAMPING/ANTI-SKATINGつまみを、針圧値と同じセット（調整前に0にしておく）。

重量級カートリッジの場合は、付属の2個のウエイトを組み合わせる、板鉛などをウエイトに巻きつけるなどするといいでしょう。。

手持ちのカートリッジを装着してレコードを再生しましたが、出音は問題ありませんでした。

音は、一聴して、低域の安定感のあるもので、安いカートリッジが見事に変身しました。超高級レコードプレーヤーを使っている感覚になります。
特に、電子制御アームなので、低域の処理がうまく、ダンピングのいい音が期待できます。

インシュレーターは、同社お得意のゴム式ですが、へたりも少なく、正常に機能しています。

テーブルシートは、標準品は欠品です。パイオニアのブチル系JP-501に交換しています。レコードとの密着性は抜群で、システムとの相性も悪くないと思います。

キャビネットは、パーチクルボードと思いますが、自重もそこそこあります。裏板は、やや強度不足の感じですが、ボンツキは感じませんでした。外観は、比較的良好ですが、経年や使用に伴う傷やくすみがあります。

ダストカバーは、割れはなく、ヒンジも正常、開いた
付属品は、EPアダプター（純正品かは不明）のみです。

その他、
詳細スペックは、こちら。

こちらに取説があります。前述のアームの高さ調整の方法やアームリフターの調整方法などは、初心者の方は一読ください。

ターンテーブル、ダストカバー、アームパイプ、カウンターウェイトは、分離して梱包し、輸送事故を予防します。
ターンテーブルを装着する場合は、くれぐれも磁気ヘッドとの干渉に留意ください。