.古伊万里：古九谷江戸前期花文瑠璃紅縁五寸皿 古九谷独特の色とハレーションがくっきり出ています。花一輪とシンプルですが、この存在感。五寸皿ですが、向付風の厚みのある仕上げ。
見込は花、下縁に朱凛線、口縁厚にさらっと瑠璃線、紅縁仕上げ、ちょっと珍しいです。
朱と緑の折松葉の裏文様、高台圏線は古九谷上手の定番です。厚みのある手でしっかりした作りです
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時代 江戸前期 1640～1670年前後D 14.0 ㎝ H 2.5㎝
(紅縁厚から内に巾8㎜x5㎜、側面は3㎜x2㎜)
(紅縁厚から側面に巾5㎜x9㎜、表側は厚部3㎜のみ)
(紅縁厚から側面に巾4㎜x3㎜、表側は紅縁外角に微か)
(紅縁外角に2㎜、1㎜、表側から見えない)
高台畳付の金継5箇所、あまり上手ではない (接着はしっかりしている、座りに影響無、画像参照）
キズではありませんがご確認戴きたい詳細：
紅縁斑・凹凸・ムシクイ多少朱圏線脇に2㎜のクッツキ、極小灰振・釉切多少側面縁に極薄い煙多少、気にならない程度極小灰振・釉切・凹凸・釉スレ多少有 （キズではなく目立たず許容範囲、画像参照）
江戸初期に日本初の磁器が生産され伊万里と呼ばれました。
(1610年代)
古九谷は初期伊万里のすぐ後、寛文前後に作られた色絵磁器です。
驚異的な技術進歩により、日本初の色絵磁器が誕生しました。(1640年代)
色絵は古九谷と呼び、同時代の染付古九谷は藍九谷、錆釉の古九谷は吸坂と呼びます。
また青磁釉・瑠璃釉・白磁は、古九谷の名称を上下いづれかに足し呼ばれる事もあります。
江戸前期、寛文期前後は、様々な技術や様式が生まれ、淘汰された興味深い時代です。(1640年～1670年前後)
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